【札幌の水彩色鉛筆画家】 ~イラストレーター鈴木周作~ › 宮の森日記〜日々の出来事〜 › 宮の森日記●路面電車の街、長崎
2025年01月07日
宮の森日記●路面電車の街、長崎
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目覚めると、ホテルの窓から路面電車と海が見えました。
今日は終日、長崎滞在です。
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個人的な思い入れを差し引いても、長崎市内の移動はやっぱり路面電車が便利です。
ホテルのフロントで1日乗車券を買って取材先に向かいます。
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絵を描くための風景取材が目的ですが、あいにく今日はほぼ絶望的な終日雨予報。
でも、雨雲と雨雲の狭間でほんの一瞬青空が広がることも間々あるので、まぁ、1日粘れば取材のチャンスも何度かはあるでしょう。
幸いお目当ての取材先も電停のすぐ近くなので、とりあえず路面電車の沿線で時間をつぶしつつ、空が晴れたらすぐに駆け付けることにします。
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いつも見ている札幌市電と比べると、家並と電車がずいぶん近いように感じます。
カーブや坂道、川を渡る鉄橋、それに一方通行の狭い裏通りに無理やり軌道を敷いたような区間もあって、まるで模型のジオラマみたいな面白さです。
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昭和25年製造、車齢75歳の古い電車にも乗れました!
クーラーを載せたり、色々と更新修繕を重ねた形跡はありましたが、昔のままの木造の乗降扉が今でも残っていたのには驚きました。
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とにかく他所ではなかなか見られないような風景ばかりです。
終点が川の上だったり……。
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電車の留置場所がロイヤルホストだったり……。
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軌道脇の石垣、教科書にも載っていたあの「出島」の護岸でした。
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当時はここまでが海、そして日本と海外との貴重な結節点だったんですね。
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出島の中には鎖国期や幕末の復元建物などもあるようですが、天候次第ですぐに取材先に戻りたいので、今回は観光は諦めます。
プライベートで再訪必至ですね。
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終わってみれば、天候は不安定ながらも晴れ間が見えるタイミングも結構あって、とりあえず必要な取材は無事に終わりました。
陽もだいぶ傾いてきたので、そろそろホテルのほうに戻ります。
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さて夕食はどうしようかな?……と、路面電車の中でスマホを覘いていたら「長崎ちゃんぽん発祥の店」というのが出てきました。
しかもホテルのすぐ近くとあれば、これはもう行かざるを得ません。
大浦天主堂電停下車すぐの中華料理「四海樓」さん。
濃厚だけど食べやすい本場のちゃんぽんの美味しさも、窓から見える港の風景も大満足です。
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一旦ホテルに戻った後、少々遅い時間になってしまいましたが、大浦天主堂まで歩いてきました。
明日、もし時間があればまた行ってみようと思います。
Posted by イラストレーター鈴木周作 at 23:55
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