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2020年04月10日
宮の森日記●原画展を前に

この時期に原画展……というのは本当に難しい判断ですが、 会場が純然たる画廊やホールではなくカフェの壁面をお借りしての展示であり、そのカフェが感染予防対策を講じた上で営業されている以上は、まずはお約束通りに展示させて頂くのが道理なのかな?と思います。
もし私が展示を辞退すれば、せっかく空けて頂いた壁面がスカスカのまま、うら寂しい空気の中でのカフェ営業を強いることになってしまいますし、加えて言えば、ささやかながら会場使用料がお店への貢献、ということもあります。
一方で、原画展の開催が「密集・密接」を招いてしまっては元も子もありませんが、都心から離れた住宅街での極々小規模な展示である上、私ごときの集客力ではそのような混雑になる可能性は低いと思われます。
事実、昨年の同会場での原画展でも、無人の会場でお客様をお待ちしている時間のほうが遥かに長かった……と、恥を忍んで白状しておきます。
但し、私がその場にいれば当然、お客様との歓談(=「密接」)が生じます。
なので、お店やお客様のリスクを増やさないための何よりの感染予防策は「私自身ができるだけ会場に行かないこと」でしょう。
皆様とお会いできないのは本当に残念ですが、今回ばかりは特に事情のある場合(会場確認、納品、業務連絡など)を除き、在廊は自粛するつもりです。
今回は原画展というよりは、あくまで「お店の壁面を埋めるのみ」。
お約束通り展示はさせて頂きますが、敢えて数多のお客様をお誘いするような積極的な告知等々は控えようと思います。
感染予防対策を講じた上で営業されているカフェで、各々ご無理のない状況下でご来店下さったお客様が、ふと壁の絵を見て一瞬でも笑顔になって頂けたらそれで万々歳……という心持ちでやらせて頂きます。
さて、長くなってしまいましたが最後にお詫びをひとつ。
絵本「でんしゃをはこぶ」(福音館書店・月刊かがくのとも2020年2月号)の表紙原画を展示する旨ご案内していましたが、感染拡大に伴う移動自粛のため、東京の編集部にお預けしてある原画を引き取りに行けなくなってしまいました。
そのため、旧作の絵本「くるまはこびます」(同・月刊ちいさなかがくのとも2013年11月号)の原画3点を代わりに展示させて頂くことに致しました。
楽しみにされていた皆様には申し訳ございませんが、何とぞご容赦下さい。
「てんしゃをはこぶ」は、次の機会にぜひ展示させて頂きたいと思っています。
※こちらも併せて御覧下さい。
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【絵本】福音館書店「かがくのとも」2020年2月号「でんしゃをはこぶ」>>詳細はこちら
【札幌の水彩色鉛筆画家】 ~イラストレーター鈴木周作~

Posted by イラストレーター鈴木周作 at 23:55
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