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2019年12月28日
宮の森日記●絵本のギャラの使い道

何と言っても5年がかりでようやく出来上がった絵本の稿料ですから、なんとなく経費や生活費に消えていってしまう前に、まずは何かひとつでも想い出に残る使い方をしなければと思っていました。
まずはカミサンへの感謝の気持ちでいくらか上納して、北海道神宮の賽銭箱にお札一枚お納めして…。
さて次はどうしようかと悩んでいたら、たまたま覘いた古書店の書棚にふと目が留まりました。
今から約3~40年前、昭和50年代から平成元年頃までの月刊「とれいん」…それも「北斗星」特集とか、いつか描いてみたいと思っていた北海道の炭鉱鉄道の紹介記事とか、ずっと気になっていた号ばかりです!
懐古趣味と言われてしまえばそれまでですが、今と比べたらページ数も情報量も決して多くはない当時の雑誌には、その分、読者の夢や想像力を駆り立てる「余裕」や「余韻」があった気がします。
更に言えば、きちんとした絵の教育を受けたことのない私にとって、今に至る「創作」の礎になったのは、幼い頃から絵本代わりに眺めていた月刊「とれいん」の数多の印象的な記事や写真、模型作品だったんだな…と、一昨年、同誌の創始者・松本謙一さんの作品展に伺ってから殊更強く思うようになりました。
もう一度、原点に戻ってあの時代の雑誌に触れてみたら、私の描く絵も何かしら変わってくるかも知れない…。
で、5年越しの絵本のギャラはいきなり3冊の古本に化けました…というお粗末です。
----おしらせ----
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【札幌の水彩色鉛筆画家】 ~イラストレーター鈴木周作~

Posted by イラストレーター鈴木周作 at 23:55
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