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2019年04月02日
宮の森日記●雲の上

いつもなら比較的空いている後方席を選ぶのですが、今日は久しぶりに最前列窓側の1F席を取ってみました。
出発前、すぐ目の前で繰り広げられる地上作業や、離陸前の誘導路、滑走路の様子など、前方席ならではの眺めをたっぷりと楽しんでいこうと思います。

あいにく上空は雲が多めで、離陸後ほどなく地上が見えなくなってしまいました。
こういう時はもっぱらスケッチ練習に限ります(笑)。

ひと月ぶりの羽田空港。
4月なのに寒い、寒いと天気予報では聞きましたが、札幌人の感覚ではもう充分、東京はすっかり春の陽気です。

子供の頃からずっと憧れていた、それこそ「雲の上の存在」だと思っていた方と直に接点を持たせて頂く機会が、長い人生の中では時々巡ってくるものです。
にしても、30年以上も前から、その方の手掛けた出版物や作品をしばしば眺めては、「凄い人がいるんだなぁ…」「こういう世界もあるんだなぁ…」と只々心を奪われていた、その方のご自宅にお招き頂ける日が来ようとは…。
それも、取材やお仕事の話ではなく、もったいなくも同じ「趣味仲間」として何時間も語り合わせて頂けるなんて、自分でも半ば信じられない気持ちです。
その方が、私のような者の名前を覚えて下さったのも、「絵」という道具があったからに違いありません。
そして、絵の教育など受けたこともない私にとって、創作の道標となったのは間違いなく、幼い頃に出会ったその方の出版物や、誌面を飾る作品たちの鮮烈な印象だったんだなと、今になってつくづく感じています。
「絶対描き続けろ、きっといいことあるから!」。
絵を始めたばかりの頃、そう言って私に声を掛けてくれた方がいましたが、その「いいこと」とは、こういうことだったのかな?…と。
続けていれば、いつかこういう日が来るんだぞ!…と、若い頃の自分に教えてやりたい気分です。
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【札幌の水彩色鉛筆画家】 ~イラストレーター鈴木周作~
Posted by イラストレーター鈴木周作 at 23:55
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