【札幌の水彩色鉛筆画家】 ~イラストレーター鈴木周作~ › 宮の森日記〜日々の出来事〜 › 宮の森日記●惜別の春
2019年03月03日
宮の森日記●惜別の春

件の大きな原画を携えて東京まで行ってきます。
航空自衛隊千歳基地の、JRの車窓からも見える場所にB747政府専用機が停まっていました。
先日、外遊に出発された折の安倍総理のfacebookにも、羽田空港で撮られたとおぼしき美しい機影と共にB747への謝辞が載せられていましたから、あるいは既に任を解かれてこの場に休んでいたのでしょうか?

PM2.5の濃度が上がっていると数日前からしきりに報じられていました。
確かに機窓の景色も霞んでいるような気もしますが、それでも雪を被った山々は意外なほど遠くまではっきりと見えていました。
本州に入ると遠くに八甲田山と岩木山、やがて手前には岩手山も大きく見えてきました。

このところ毎週、本州を訪れているような気がしますが、意外にも今年になってまだ2度目の羽田空港です。
ちょっと久しぶりの東京は本格的な雨の中でした。
大きな原画を濡らさないよう気を付けないと…。

偶然ですが、この日は閉店・移転が決まった銀座の老舗模型店「天賞堂」さんの最後の営業日でした。
晴海通りに面したこの一等地に戦後まもなく店を構えて、開業当初は進駐軍相手に鉄道模型を売っていたといいますから、その歴史の重みと存在感は業界内でもやはり別格です。
「最終日の夜、シャッターが降りる瞬間を拍手で見届けよう!」という、さる方の呼びかけに応じて、私も本当に久しぶりにお店を訪ねてみることにしました。

東京に住んでいた頃、汽車の模型を買ったことはありましたが、ここで飛行機を買ったことはまだ一度もありませんでした。
しかも外箱の写真は丘珠空港!
定価9,000円が9割引!…などということよりも、最後の「形見」にふさわしい、想い出に残る一品に出会えたことが嬉しいです。
----おしらせ----
【新商品】新作ポストカードできました!>>詳細はこちら
【札幌の水彩色鉛筆画家】 ~イラストレーター鈴木周作~
Posted by イラストレーター鈴木周作 at 23:55
│宮の森日記〜日々の出来事〜