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2018年07月10日
宮の森日記●8年ぶりの「オリエント急行」

実に8年ぶりに「箱根ラリック美術館」を訪ねることができました。
個人的にちょっと想い出のある館内展示の「オリエント急行」も、8年前に見た時のまま…というよりも、もっと昔の現役時代そのままの美しい姿を留めていて、「あぁ、大事にされているんだなぁ…」とすっかり嬉しくなりました。
「歴史ある車両なので、敢えてメンテナンスしていない」というスタッフの方の説明通り、ピカピカに磨かれた車体とは対照的に、屋根や台車には煤や鉄粉とおぼしき薄汚れがそのまま残り、足元のレールには台車の軸受けから垂れたオイルの黒いシミがにじんでいる…という具合で、ヨーロッパの駅をイメージして設えたという展示室の雰囲気も手伝って、本当に生きた列車がそこに停まっているような印象でした。
午後から東京に戻られる編集者さんとはここで別れて、せっかくなので私はもう少しだけ美術館を堪能していくことにします。
「オリエント急行」の他にも貴重な展示物が沢山あって、ひとつひとつ眺めていたらいくら時間があっても足りない位です。

小田原から乗った往路のバスが渋滞に巻き込まれて大変だったので、帰りは強羅から登山電車で…。
車窓のアジサイが綺麗でした。

今日が定期運行最終日という小田急ロマンスカー「LSE」も、一目だけですが見届けることができました。
実は会社勤めの頃、この電車を毎日眺めながら通勤していたのも、気がつけばもうふた昔以上前の想い出です。

最終便で帰ってきた新千歳は激しい雨の中でした。
先月後半からバタバタと遠出が続いてきましたが、とりあえず、この先しばらくは落ち着いて札幌で過ごすことができそうです。
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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 23:55
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