【札幌の水彩色鉛筆画家】 ~イラストレーター鈴木周作~ › 宮の森日記〜日々の出来事〜 › 宮の森日記●参考資料
2013年09月05日
宮の森日記●参考資料
「えちぜん鉄道展」でご一緒させて頂いたプロモデラーさんが面白い話をされていました。
曰く、とある鉄道模型製品(※写真とは関係ありませんので念の為)にあまりに不自然な表現があったのでメーカーに問い合わせたところ、「同業他社の製品に合わせました」との回答が返ってきたとの事。
なるほど、コピーのコピーではどんどん実物の印象から遠ざかってしまうわけです。
「写真を見ながら絵を描くのですか?」と質問されることもよくあるのですが、多分それと同じことなんだろうと思います。
現地を取材し、実物をよく理解した上で、あくまで確認の為に見るのであれば写真は実に有効な資料になりますし、場合によってはおおまかな立体感などを掴むために模型なども参考にすることもありますが、レンズを介することで変わってしまう印象や、模型化に際してのデフォルメなどをきちんと差し引かないと、結果として実物とは似ても似つかぬものが出来上がってしまいます。
結局はモチーフに対するイメージと、それを自分でどういう作品として纏めていきたいのか?
そもそもモチーフをどれだけ深く理解できているのか?
当たり前と言えば当たり前ですが、そのあたりがきちんと整理できているかどうかに係っているような気がします。
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【札幌の水彩色鉛筆画家】 ~イラストレーター鈴木周作~
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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 23:55
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