【札幌の水彩色鉛筆画家】 ～イラストレーター鈴木周作～

　次作の資料を探していたら、思いがけず19年前の福井旅行の写真が出てきました。
　永平寺参拝の途中で乗った京福電気鉄道・越前本線。
　廃線となってしまった支線・永平寺線の終点・永平寺駅や、そこを走っていた本線よりもひとまわり小さい旧型電車もちゃんと写っていました。
　私がまだ東京のコンピュータ・ソフト会社に就職したばかりで、真面目なシステムエンジニアを目指して頑張っていた頃でしょうか？
　当時はまだ趣味ですら絵を描こうなどとは思ってもいませんでした。

　少々こじつけのようですが、若い頃、旅先で出会った様々な電車の中でも、とりわけこの雨の中の京福電車には妙な胸騒ぎを感じたのを覚えています。
　京福電車が不幸な事故と廃線危機を乗り越えて新生・えちぜん鉄道に引き継がれ、私自身も絵描きとしてその電車を描かせて頂くようになろうとは…。
　今となっては何か不思議な御縁に導かれていたような気がしてしまいます。

　いま描き進めているえちぜん鉄道シリーズとあわせて、今度は当時の京福電車も少し描いてみようかと思います。
　えち鉄のピンストライプ塗装よりは色鉛筆でも描きやすそうですし（笑）。


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【札幌の水彩色鉛筆画家】 ～イラストレーター鈴木周作～
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