【札幌の水彩色鉛筆画家】 ～イラストレーター鈴木周作～

　朝が苦手な私にとっては有り得ないような時間帯ですが、せっかくここまで来たので早朝の釧路湿原を見に行ってきました。
　早朝5時59分発の釧網本線、網走行き一番列車。
　湿原を覆う霧の向こうから朝陽が昇ってきました。


　一旦釧路の宿に戻って身支度を整えて、9時5分発の快速「しれとこ」で再び出発。
　これを逃すと網走行きは午後までありません。
　大好きな釧網本線とはいえ、この並大抵ではない本数の少なさにはいつも悩まされるばかりです。
　本当なら川湯温泉で一旦降りて「オーチャードグラス」さんにも寄っていきたいところですが、この先の旅程が繋がらなくなるので今日は断念。
　硫黄山に見送られて網走に向けての峠越えです。


　峠を越えて網走側に抜けると、車窓に斜里岳が見えてきました。


　快速「しれとこ」で約3時間…。
　ようやく今日の目的地、北浜駅に到着です。
　まずはご挨拶かたがた「停車場」さんへ。
　ここでも結局、いつものように「停車場ランチ」を頼んでしまいました。
　昨日も今日も「目玉焼きハンバーグ」です（笑）。


　すっかり長居してしまいましたが、マスターとのとりとめもない雑談こそが私にとって何よりの「取材」なのかな？とも思います。
　風景を見ること以上に、この駅の空気感をしっかり掴んで帰ることのほうが作品に繋がるものは多い気がします。

　いつかこのあたりに長期滞在して創作に専念したい…という脱サラ以来の夢は未だ果たせぬままですが、今の私にはむしろ長期滞在よりも、たとえ日帰りや1泊でも、とにかく足繁く通い詰めることのほうが有意義かも知れません。
　そう遠くないうちに…できれば流氷が来る前にでもまた訪れてみたいと思っています。


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【札幌の水彩色鉛筆画家】 ～イラストレーター鈴木周作～
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