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2010年07月27日
宮の森日記●ヨソモノの限界?

そういえばこのひと月ほど、北海道の絵を1枚も描いていません。
とある企画の関係で北陸地方の絵ばかりを描き続けているのですが、その地域を描く上で欠かせないある景観について、未だ充分理解しきれていなかった事に今更ながら気付いてしまいました。
慌てて今まで撮り溜めた資料写真を全部洗い出しての再確認です。
絵描きにとって…というか、私にとって大切なのは創作対象へのアプローチの仕方。
地元目線で慣れ親しんで、まずは空気のような存在にまで落とし込んでしまうのもひとつの方法ですが、逆に憧憬の念を持って、遠く離れた地域をあたかも故郷のように描いていくという、「ヨソモノ」なればこそこそのアプローチ方法も確かにあります。
但しそれには相当の覚悟とエネルギーが必要なようです。
ヨソモノの限界を感じさせられる事もしばしばですが、私自身、それさえ乗り越えられればきっと深い作品に繋がるんじゃないかという期待感もあります。
今は辛抱の時なのかも知れませんね。
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【札幌の水彩色鉛筆画家】 ~イラストレーター鈴木周作~
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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 23:55
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