宮の森日記●「私と街とふくてつと。」

イラストレーター鈴木周作

2017年05月29日 23:55


 ただ単に絵が描ける人に描かせたのではなくて、その描き手が携わる必然性、ストーリー性があってこそ…。
 技術云々という以上に、こういうお仕事では題材との関わり方、距離感こそが大切なんだと思います。

 先の福井滞在中、お隣の福井鉄道さんが配布されているという沿線ガイドを頂きました。
 駅や電車、沿線のお店などがソフトな色鉛筆画で綴られた可愛らしい冊子です。
 私にこの冊子を下さった方の話によると、絵の得意な社員さんが描かれたらしい…とのこと。
 勿論、私の絵とは作風は全く異なりますが、「題材との距離感」という点ではこれ以上の方はおられないでしょう。
 もし私が福鉄さんを描かせて頂いたとしても、到底こういうものは描けないだろうと思いますし、逆に私自身はえち鉄さんとのお仕事の中で、こういう域を目指していかねばならないのかな?…などと考えさせられました。
 どんな方がお描きになったのか、いつかお目にかかってみたいものです。


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【札幌の水彩色鉛筆画家】 ~イラストレーター鈴木周作~
http://suzuki-syusaku.com


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