宮の森日記●真田紐

イラストレーター鈴木周作

2016年10月02日 23:55


 流行りものを追っているように思われるのも悔しいので書き添えておくと、真田紐のストラップはもう一年以上前から付けています(笑)。

 犬伏から九度山まで、ここ数回で一気に進んでしまった「真田丸」。
 とりわけ、ほんの一瞬の描写で終わってしまった関ヶ原の戦いなど、巷でも随分話題になっていたようですが、なるほど、確かに真田から見た関ヶ原ってこういう展開だったんだよなぁ!…とストンと納得、そしてすっかり感心してしまいました。
 あたりまえの事ですが、ひとつの物事でも、その人の立ち位置、目線によって見える風景はまるで違うということ。
 己の立ち位置、あるいは立つべき位置をしっかり認識しておくことが、きっと私のような仕事でも大切なんだろうなと少し真面目に考えさせられました。

 例えば「北斗星」について何か語れと言われたとして、「昭和63年3月、青函トンネル開業と同時に走り始めた寝台特急で…」などという解説は誰も期待してはいないでしょう。
 では、どういう言葉で何を語れるのか?
 それをひたすら考え抜くことが私の仕事なんだと思っています。


----おしらせ----
【新商品】ポストカード「空の絵日記」シリーズ発売!※通信販売でも購入できます>>詳細はこちら
【著書】『「北斗星」乗車456回の記録』小学館新書より発売中!>>詳細はこちら

【札幌の水彩色鉛筆画家】 ~イラストレーター鈴木周作~
公式サイトも併せて御覧下さい>>[PCMobile北斗星乗車記えちてつ絵日記]


関連記事