宮の森日記【出張編】●5/23(水)鉄道博物館

イラストレーター鈴木周作

2012年05月23日 23:55


 久々に大宮の鉄道博物館を訪ねてみると、玄関前のプロムナードに修学旅行電車「なかよし号」が置かれていました。
 運転台部分のみの実物大モックアップですが、実物と全く同じ部品を用いて忠実に作られたものなので、そうと知らなければ廃車を切断して持ってきたものと勘違いしてしまいそうな素晴らしい出来映えです。
 個人的には、前身である旧・交通博物館の最晩年に記念グッズ用のイラストを描かせて頂いたことのある思い出の展示物でもあります。
 交通博物館時代も、移転後の今の博物館でも、ずっと屋外のいささか窮屈な場所に置かれていたのですが、高架下とはいえ屋外の空気に触れるところに佇む姿を見てちょっと嬉しくなりました。

 後で訊けば、奇しくも丁度今日からこの場所での展示が始まったばかりだったんだとか。
 何か不思議な因果を感じてしまいます。


 これが交通博物館時代に描かせて頂いた記念グッズのクリアファイル(左上)。
 7年前の2005年10月、閉館・移転前最後の「鉄道の日」記念イベントで来場者に配布されたものです。
 私にとっては忘れられない大切なお仕事でした。


 帰り際、今月で切れるところだった年間会員の更新をしてきました。
 通常入場料1回1,000円のところ、1年間何度でも入場自由で年会費3,000円也。
 私のような地方在住者にとっては元が取れるかどうかは微妙なところですが、まぁ、そこは損得よりも交通博物館時代からの思い入れ、あるいは何かの形で今も東京と(正確には埼玉ですが…)繋がっていたいという願望みたいなものでしょうか?
 自己満足と言ってしまえばそれまでですが、私の場合、実はこういう些細なことが創作のモチベーションにも結構関わっているような気がしています。


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【札幌の水彩色鉛筆画家】 ~イラストレーター鈴木周作~
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