宮の森日記●「北斗星」の払戻し

イラストレーター鈴木周作

2011年03月29日 03:26


 運休が決まってしまった月末の「北斗星」の切符を払戻しに行ってきました。
 事情が事情なのでやむを得ない事ですが、やっぱり一旦手にした切符を手放す時は落ち込みます。

 「北斗星」にはほぼ毎月のように乗り続けてきたわけですが、実は純粋な旅行として、あるいは「北斗星」に乗る事自体を目的として乗った事はほとんど無かったと思います。
 仕事にせよ、プライベートにせよ、必ず滞在先に用件があって、あくまでその足として利用させて頂くというのが私なりの基本姿勢。
 自己満足と言われてしまえばそれまでですが、少なくとも私自身はファンというよりも、「この列車を本当に必要としている一利用者」の視点で見続けることがささやかな拘りでもありました。
 なので今回の長期運休も、「残念」という一言ではとても言い表せない複雑な思いがあります。

 ここ数年、手帳には次回の「北斗星」の寝台券が1~2枚は挟んであるのが常でした。
 ○月○日に「北斗星」に乗る…という予定が、まさにメトロノームのように私の生活リズムを整えてくれていたように思います。
 次の乗車予定が全く未定、というのは何とも不安なものですね。


 気分転換も兼ねて外で少々描き進めました。
 やっと徐々に感覚が戻りつつあるような気がします。


----Upしました----
・道新ブログ(※PC用):【北斗星の日々】GW期間の発売見合わせ ~JR東日本プレスリリースより~(03/28 15:44up)
・道新ブログ(※PC用):【北斗星の日々】4月14日までの運休決定&GW発売見合わせの件(03/28 22:55up)

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【震災被災者の皆様にお見舞い申し上げると共に、被災地域の一日も早い復興をお祈り致しております】

【札幌の水彩色鉛筆画家】 ~イラストレーター鈴木周作~
公式サイトも併せて御覧下さい>>[PCMobile北斗星乗車記]


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