【札幌の水彩色鉛筆画家】 ~イラストレーター鈴木周作~ › 宮の森日記〜日々の出来事〜 › 宮の森日記●まだ桜
2020年05月08日
宮の森日記●まだ桜
そういえば子供の頃、学校の先生とか、TVに出ている知識人とかいう人たちが、「世界の国々はこんなに素晴らしいんですよ、それに比べて日本はこんなにダメな国なんですよ……」と、なぜかいつも嬉しそうに喋っていたのを思い出します。
良いところだけを切り取れば良いように見えるし、逆もまたしかり。
国にも人にも、さまざまな事情や背景があって、文化があって、それは単純にマルかバツかで切り分けられるものじゃない……ということが少しは分かる歳になってみると、無垢な子供にあんな話を吹き込んでいた大人たちの所業が空恐ろしくなります。
そういう「なぜか嬉しそうに日本を貶める人たち」の言葉には、つくづく用心しなければと今でも考えさせられます。
いつもと違う道を通って買い物に出かけたら、まだ桜の花が残っていました。
「美しい国だな……」と、ふと思える瞬間に心が救われます。
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【札幌の水彩色鉛筆画家】 ~イラストレーター鈴木周作~
Posted by イラストレーター鈴木周作 at 23:55
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