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2018年11月26日
宮の森日記●必然性とストーリー性
実を言えば、えちぜん鉄道さんのものを描かせて頂くようになって以来、カレンダーのお仕事だけは他所からのオファーは全て断り続けてきました。
専属契約ではありませんから、本当は断らねばならない理由はないのですが、でも、同じ画家の同じタッチで、「A社でも、B社でも採用して頂きました!来年はもっと拡がるといいなぁ…」みたいなお仕事のやり方は、不器用な私にはやっぱり無理なようです。
とりわけ著名人でも、地元住民でもない私などがその地域のお仕事に携わろうと思うなら、あくまで真摯に、謙虚に、じっくりと腰を据えて臨む覚悟を示さなければ…。
少なくとも、「いい街ですね~!大好きです!」などという通り一遍の社交辞令だけでは、失笑を買うか、反感を買うか…いずれにせよ、本当にその地域に愛着を持っている方々にはすぐに見透かされてしまうのがオチだと思っています。
必然性とストーリー性…。
その企画、そのお仕事に、その人自身が携わるべき明らかな理由がなければ、やっぱり観る人には響かないんじゃないかな?と。
もちろん、ビジネスである以上はさまざまな事情もあるわけで、一概に否定できないのは重々承知の上ですが…。
我らが北海道日本ハムファイターズのラッピング飛行機を、「北海道の翼」でも「道民の翼」でもない、しかも既に複数の他球団のラッピング機を持っている道外の航空会社さんが飛ばすと訊いて、己の仕事のことも含めて、つい色々と考えてしまいました。
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【札幌の水彩色鉛筆画家】 ~イラストレーター鈴木周作~
Posted by イラストレーター鈴木周作 at 23:55
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