【札幌の水彩色鉛筆画家】 ~イラストレーター鈴木周作~ › 宮の森日記〜日々の出来事〜 › 宮の森日記●餅は餅屋
2017年05月06日
宮の森日記●餅は餅屋
今日も終日、自宅作業。
まとめ方に悩んでいた次作のイメージがようやく少し見えてきたので、とりあえず下描きだけは今夜じゅうに進めてしまおうと思います。
今回は特に細部のディテールの描写が重視される作品ですが、かと言って、ただただ緻密に、モチーフそのままに描き込んでいけば良いというものではありません。
むしろ、構図や絵の大きさ、モチーフとの距離によっては、敢えて部分的に省略してしまったほうがより実物らしく見えたりもするものです。
大切なのは、何を省略するか、しないかの見極め方。
一歩間違えれば、締まりのない只の手抜きに見えてしまうか、あるいは細密だけど重苦しい絵になってしまうか…いずれにせよ、作品として見るに堪えないものになってしまいます。
そのあたりのバランスは、やっぱり経験と、何よりモチーフそのものをどれだけ理解できているかに係ってくるんだろうなと思います。
餅は餅屋なら、電車は電車屋…でしょうか?
私がこのお仕事に携わらせて頂く意義も、多分そのあたりにあるのかな?…などと、少し真面目に考えているところです。
----おしらせ----
【作品展示】4/22~6/4福井県立歴史博物館内「ときめぐる、カフヱー。」>>詳細はこちら
【作品掲載】郵趣サービス社・特殊切手「鉄道シリーズ第4集」初日カバー用カシェ>>詳細はこちら
【新商品】ポストカード「空の絵日記」シリーズ発売!※通信販売でも購入できます>>詳細はこちら
【著書】『「北斗星」乗車456回の記録』小学館新書より発売中!>>詳細はこちら
Posted by イラストレーター鈴木周作 at 23:55
│宮の森日記〜日々の出来事〜