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2015年12月14日
宮の森日記【出張編】●12/14(月)鉄道博物館
幸運にも滞在中、こんな珍しい場面を見ることができました。
鉄道博物館の館内中央、転車台の上に載せられていた電気機関車「EF551」を別の展示線に移動し、代わって蒸気機関車「C57135」を転車台に載せるという入換作業。
勿論、いずれも自走はできませんから、作業用自動車による牽引&推進での移動になりますが、それでも鉄道博物館の展示車両が「動く」というのは、本当に滅多に見られない貴重なシーンです。
とりわけC57が押されて動き出した瞬間、シリンダーの空気が押し出されて「シュ~ッ、シュ~ッ…」と音が聴こえてきたのには、「どうだぃ、まだまだ動けるんだぞ!」と見せつけられたような気がしてちょっと感動してしまいました。
無事に移動作業が終わると、「さようならSL」と書かれた大きなヘッドマークと日章旗がおもむろにC57のフロントに取り付けられました。
1975年12月14日、この機関車が蒸気機関車による国鉄最後の定期旅客列車を牽いた時の記念装飾を忠実に再現したもの。
さすがに私がまだ3歳1ヶ月の頃の話ですからリアルタイムの記憶は全くありませんが、鉄道の歴史を振り返る本などでは必ず触れられるエピソードだけに、写真では何度も見たことのあるお馴染みの晴れ姿です。
あの日から丁度40年の節目…今日だからこそ意義のある何とも粋なサプライズ演出でした。
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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 23:55
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