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2013年02月28日

宮の森日記●創作姿勢


 いま振り返っても収穫の多い福井取材でした。
 今後の創作に繋がるアイディアも色々浮かんではいるのですが、具体的な作業に入るには時間と環境をきちんと整えていかなければなりませんし、その為にもまずは目先の締切を一つずつ余裕を持ってクリアしていかなければなりませんね。


 「鈴木さんの絵は『俺はこんな絵が描けるんや~!見てくれ~!』って絵じゃないのが良いよね…」
 福井からの帰路、大阪での「SL日和」のスタッフさんとの食事の席でそのような事を言われたのですが、実は私自身、創作活動の中である意味最も留意していた部分でもあったので、あぁ、理解してくれる人はいるんだなぁ!…と、内心ちょっと嬉しく思いました。

 伝えたい!訴えたい!…という想いが強過ぎると、逆に観る人が疲れてしまう。
 むしろ観る人が純粋に楽しめるよう、退くべきところは退き、緩めるべきところは緩めるということ。
 間違っても観る人を感服させたり、ましてや圧倒するような世界を目指してはいけない…。
 とは言ったものの、そういったことは美徳でも何でもなく、むしろプロとして、ビジネスとして考えると実は致命的なマイナスなんだろうとも思います。
 実際、謙虚に徹し一歩退いた姿勢を貫こうとしたが為に、損な立場に陥ったことが何度もあったような気がします。

 でも、こればっかりは生まれ持った性分でもありますし、今更無理な自己主張を始めたところで却って逆効果になりそうです。
 送りバントの名手がいきなりホームランを狙うようなものでしょう。
 結局は自身の持ち味を損なうことにしかならないように思います。
 正直、もう少しアピール上手だったらもっと仕事の幅も拡がるのかなぁ?と思うこともありますが、年齢的にもそろそろ人生の折り返し点。
 これまで積み重ねてきた個性や作風を崩してまで拡げるよりも、むしろ本当に大切なものに絞り込んで温めていくべき時期なのかな?と感じています。

 達観…というよりは諦めの境地でしょうか?
 でも最近、常々悩み続けていた諸々の事柄に、おぼろげながら道筋が見えつつあるような気がしています。


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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 23:55 │宮の森日記〜日々の出来事〜

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