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【札幌の水彩色鉛筆画家】 ~イラストレーター鈴木周作~ › 宮の森日記〜日々の出来事〜 › 宮の森日記【出張編】●9/2(日)もう一度SL列車に

2012年09月02日

宮の森日記【出張編】●9/2(日)もう一度SL列車に


 終点間近の勾配区間、激しく煙を吐きあげて必死に喘ぐ蒸気機関車の鼓動が客車にまで響いてきます。
 それでも降り続く雨の中、満員の重い客車を牽いてスリップするのでしょう。
 速度はとうとう歩くほどにまで落ちてしまいました。

 本当は別の予定を考えていたのですが、昨日乗ったSLが想像以上に素晴らしかったのでもう一度乗りに行ってしまいました。
 件の旧型客車もそのままに、今日は信越本線・横川までの「SLレトロ碓氷号」としての運行です。
 観光用のSL列車は北海道にもありますが、高崎の機関車はそれより更に大型で、しかもこの荒天のおかげで一際激しい「本気の走りっぷり」にも触れることができて、久しく忘れかけていた本物のSLならではの逞しさ、圧倒されるような力強さを思い出させてもらえた気がしました。


 実は最後尾にはディーゼル機関車も繋がれていたのですが、ここまで列車を後押しするでもなく、先頭のSLに全てを任せていたようです。
 「行けるところまで自力で行こうぜ!」と運転士さん同士での申し合わせでもあったのでしょうか?
 歩くほどに速度が落ちても一向に手助けする素振りは見せず、最後の最後、いよいよスリップして動けなくなる寸前になって初めて、「ピッ!」と短く汽笛が鳴ってようやく猛然とエンジンが唸りをあげはじめました。

 野球でも、先発投手が完投する覚悟でマウンドに上がるのと、5イニング位で後続に譲るつもりで出てくるのとでは、たとえ結果的にリリーフに委ねることになったとしても、チームの士気や観る人に伝わるものは全然違ってくるものです。
 勿論、速度とか勾配とか色々事情はあるのでしょうが、最近では最初からディーゼル機関車の後押しに頼るつもりで走っているようなSLを見る機会が多かっただけに、こんなところにもこの列車の「本気度」が感じられるようで嬉しくなってしまいました。


 今夜の「北斗星」で札幌に戻ります。
 ロビーに居合わせた列車好きのお客さん達との旅談義、こういう楽しい雰囲気もちょっと久々のような気がします。

(※「北斗星乗車記」は現在執筆中。もう少々お待ち下さい )


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【札幌の水彩色鉛筆画家】 ~イラストレーター鈴木周作~
公式サイトも併せて御覧下さい>>[PCMobile北斗星乗車記]



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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 23:55 │宮の森日記〜日々の出来事〜

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