さぽろぐ

写真・芸術  |札幌市中央区

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2018年04月01日

宮の森日記●北海道開拓の村


 最後に来たのは移住前のはずですから、もう17~8年ぶり位になるでしょうか?
 ちょっと残念な空模様でしたが、カミサンの運転で「北海道開拓の村」に行ってきました。


 しげしげと森林鉄道の車庫を眺めていたら、HACのSAAB340Bとおぼしきプロペラ機がすぐ上空を横切っていきました。
 ずいぶん遠くまで来てしまった気もしますが、実は丘珠空港への進入経路のほぼ真下あたり。
 新さっぽろの私の教室からも、直線距離で2キロほどしか離れていない場所だったんですね。


 開拓の村のすぐ隣の「北海道博物館」も少しだけ覘いてきました。
 実際に見てみると、正直「これはちょっと…」と首をかしげざるを得ない展示や解説も少なくないのですが、それでも収蔵物そのものは見応えのあるものばかりですから、まぁ、そのあたり多少用心しながらであれば見ておく価値はあるのかな?とも思います。

 あくまで一般論としてですが…。
 歴史とか、政治に関わるデリケートな問題では、立場によってさまざまな意見や解釈があるものです。
 そのような問題について、ある一方の立場のみをことさら強調したり、あるいは全てにおいて一方を善、他方を悪と断じたりするのは、いささか乱暴に過ぎるような気がします。
 もちろん、個人レベルではどういう立場を採ろうと自由ですが、こと公共性の高い場となると、異なる立場への配慮とか、ある程度の公平性は当然必要になるものだと思います。
 異なる立場や意見を無いものとして扱ったり、やれヘイトだ!偏向だ!と叫んで抹殺するのではなく…。
 「私はこういう意見ですが、逆の意見を持つ人もいます。まずは両方の意見を聴いて、どちらを採るかは皆さんが判断して下さい…」と、相手に判断をゆだねる勇気を持つことこそが大切なのかな?と考えさせられました。


 帰る頃には本格的な雨になってしまいました。
 夜道を運転させるのはまだまだ怖いので、真っ暗になる前に急いで帰らねば…。


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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 23:55宮の森日記〜日々の出来事〜